膝の痛み
膝の痛み、こんなお悩みありませんか?
・立ち上がるときに膝が痛む
・走り出しで膝の痛みが強くなる
・できれば手術をしないで改善したい
・痛みがあるが原因がよく分からない
膝の痛みは年齢や環境によって原因が変わります。
膝の痛みというと高齢者に発症する膝痛を思い浮かべる人が多いと思いますが加齢だけが問題ではありません。
働き盛りの壮年期や中年期にも膝の痛みに悩まされることがありますし、運動をしていれば若年層のひとであっても、膝の痛みを訴えるケースが珍しくありません。
また、膝の痛みには、膝自体に問題があるケースもあれば、膝につながる筋肉に問題があるケースもあるため、こちらで膝が痛む原因や対処法、予防法についてわかりやすくご紹介していきます。
膝の痛みはなぜ起こるのですか?
部活動やアスリートスポーツをしている方にとって、膝痛は決して珍しいことではありませんし、年齢とともに膝の痛みを発症するリスクは高くなっていきます。
一番厄介なのはこれといった原因に覚えがない場合など、原因がハッキリしないのに膝の痛みがあると、不安になることもあるでしょう。
どのようなことが原因となって膝に痛みが生じるのでしょうか。
膝の仕組みとその役割について
膝は複数の骨によって関節を形成
私たちの下肢は大きく分けて大腿部(太もも側)と下腿部(ふくらはぎ側)に分けられます。
その大腿部には大腿骨という大きな骨があり、下腿には脛骨という太い骨があり、その横に腓骨という比較的細い骨が存在します。
膝関節はそれら大腿骨と脛骨によって構成される関節でその前面を膝蓋骨(しつがいこつ)が覆っています。つまりは膝関節は大腿骨と脛骨、膝蓋骨という3つの骨からできている関節ということになります。
膝関節の役割
基本的に膝関節は歩く動作や立ち上がり動作など動く際に必ず必要な重要部位ですが曲げる、伸ばすといった動き以外に地面からの衝撃を吸収する役割(ショックアブソーバー)もあります。
膝が痛む原因ってなにがあるの?
膝が痛む原因としては、次のようなことが挙げられます。
スポーツによる外傷
サッカーやラグビーなど激しいコンタクトスポーツの際に膝関節をぶつけたりひねったりすることで、膝の痛みにつながることがあります。
また、マラソンなどの長時間の繰り返し動作によって膝を使いすぎるさいに(スポーツ障害)膝の痛みの症状が出ることもあります。
加齢による退行変性
年齢を重ねることで骨がもろくなったり、軟骨がすり減ったりして、膝の痛みが出ることもあります。
加齢による膝痛の代表例としては、変形性膝関節症が挙げられます。
何らかの病的要因
関節リウマチや痛風など、特定の病気にともなって膝に痛みが出るケースもあります。
膝の痛みを引き起こす原因となる生活習慣
上記で説明したように膝の痛みはご高齢の方や若い方にもみられますが、どのような生活習慣によってそのリスクが増すのかご紹介します。
変形性膝関節症(OA)の場合
ご高齢の方に多くみられる変形性膝関節症(OA)の場合、次のようなことが原因となり、膝の痛みを発症する可能性があります。
・筋力低下による膝関節への負担増
・体重増加により膝に大きなテンションがかかる
・柔軟性の低下により関節面に負担が増加
スポーツによる膝の痛み
コンタクトスポーツなどの激しい運動競技を行う場合にみられる膝の痛みは、次のようなことで発症リスクが増すと考えられます。
・膝関節を捻るなどのテンションがかかった際のケガ・成長障害(筋肉が骨を引っ張るような形)
・運動のしすぎ(オーバーユース)
・誤った身体の使い方による関節への負担
悪化させないための対処法や予防法
膝は身体のバランスを保ち、運動のポイントとなる関節のため一度、膝の痛みが出てしまうと、日常生活への影響だけでなく運動時のパフォーマンス低下につながる場合も考えられます。
膝の痛みの原因はさまざまな要因が考えられるため、ご自身の症状の原因に合った対策・処置を行っていくことが非常に重要です。
膝の痛みがでてしまった場合の対処法
運動中に捻ってケガをした場合
運動中に負傷してしまったケガの場合、まずは速やかに炎症症状を抑えるために応急処置を施すことが重要です。
応急処置には基本の「RICE処置」というものがあり、内容はそれぞれ安静(Rest)、冷却(Icing)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)を行うことが一般的です。
しかし、これらはあくまで応急処置でそれ以上の症状の悪化を防ぐためのものになりますので、なるべく早めに医療機関に行き、専門家にみてもらうよう心がけましょう。
変形性膝関節症(OA)の場合
どちらかというと中高年の特に女性に多くみられる変形性膝関節症(OA)ですが、変形性膝関節症の発症が疑われる場合、次のように対処することが重要です。
・体重コントロール(主に減量)
体重が増えるとその分、膝関節にかかる負担が増加します。
そのため、肥満などで体重が増加すると膝の痛みが長引く可能性が高くなるため、食事制限や適度な運動によって、体重をコントロールすることが求められます。
・下肢の筋力を鍛える
変形性膝関節症(OA)は、下半身の筋力が低下することでも発症しやすくなります。
そのため、日常的に下肢の筋力を鍛えることで、発症リスクを下げたり、症状を改善したりする努力が必要となります。
未成年にみられる成長障害の場合
脛骨粗面に痛みを覚えるオスグッドシュラッター病など、成長障害による膝の痛みに対しては次のような対処がおすすめです。
・筋力強化
膝を支える下半身の筋力を強化することで血行が促進され、症状の改善を早めることが期待できます。ただし、身体ができあがっていない子供が過度に筋力を鍛えすぎてしまうと脆弱な骨が筋肉の張
力に過度に引っ張られ炎症を強めてしまう可能性があるため注意が必要です。
・柔軟性の強化
筋肉の柔軟性を高めることで、膝関節にかかる負荷を減らすことが期待できます。
とくに筋力を付ける運動と併せて柔軟性を高めておくことが重要です。
膝の痛みを軽減、予防する方法
ストレッチを行う
筋肉の緊張によって、骨が引っ張られその部分の炎症が原因で生じる膝の痛みは、周囲の筋肉をストレッチを行うことで柔軟性を高め膝の痛みを予防することが期待できます。
特に太ももの前側にある大きな大腿四頭筋や、股関節を通過して膝に付着する大腿筋膜張筋、鵞足炎(がそくえん)の原因となる半腱様筋、薄筋などをしっかりと緩め柔軟性を上げていくことが効果的です。
身体を温める(お風呂などにつかる)
これは膝の痛みに限ったことではありませんが、身体が冷えることで血行が悪化し筋肉の柔軟性が低下するとケガのリスクが高まります。そのため、お風呂に入るなどして身体を温めることで膝痛の予防効果が期待できます。
日々の身体のメンテナンス
身体が疲れていたり過度にストレスがたまった状態が続くと、集中力の低下による判断ミスなどを招き、転んで膝を捻ったり、ケガをする可能性が高まります。
普段から十分に睡眠時間を確保したり、身体のメンテナンスを行ったりして、疲労をためないことが重要です。
TEL022-797-8957
- ※ご予約は営業終了時間の30分前まで
※営業電話は一切お断りいたします
営業時間
平日 17:00~4:00
土曜日 21:00~4:00
日・祝日 お休み
※2時以降のご利用は要予約
※予約状況により時間変動あり